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【塚原古墳群】熊本県最大規模の古墳群へ行ってきた

 今回、ご紹介するのは熊本市南区城南町にある「塚原古墳群」です。

【塚原古墳群の目次】

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▼行ってみた口コミ

塚原古墳群は国指定史跡で、熊本県内最大規模の古墳群です。

御船インターから車で約20分、城南スマートインターチェンジからは車で約5分の位置にあります。

存在自体は古くから知られていたそうで、江戸時代後期に著された「肥後国誌」や「古今肥後見聞雑記」に登場しています。

昭和47年に、九州縦貫自動車道開通に伴い発掘調査が行われた際、方形周溝墓や円墳、前方後円墳など約500基が見つかりました。塚原古墳群は、県民上げての保存運動の結果残されることになったそうですが、保存方法は、高速道路を遺跡の下をトンネルで通す、という方法で保存することにしたそうです。

このような保存方法は珍しく、全国でも初めてのことだったそうです。

発掘された古墳群は、77基が復元されています。群内には、4〜6世紀に築かれた方形周溝墓、円墳、前方後円墳、周溝墓などの古墳を見ることができます。

古墳の移り変わりを一つの丘陵上で確認することがでますので、古墳の勉強には持って来いの場所になります。

前方後円墳である「花見塚古墳」は、日本最大の前方後円墳である仁徳天皇陵の1/100の大きさになるそうです。

この大きさの100倍ですから仁徳天皇陵はものすごく大きいことがわかります。

この古墳は、二重の周濠(溝)や周濠を共有する円墳を伴っているので、地方の小規模前方後円墳では珍しい特徴を持っているそうです。

丸山2号墳は、塚原古墳群の中で唯一封土を残す古墳。

内部はだいぶ壊されているようですが、県内で最大級の家形石棺が収められていたことが確認できたそうです。
この古墳からは、塚原古墳の移り変わりや熊本の古墳文化を考える貴重なものとなっています。

塚原古墳で出土した土器や資料は、併設されている歴史民俗資料館に展示してあります。

塚原古墳群は現在公園として整備されており、大型の遊具を設置した遊び場も設けられています。
サクラや紫陽花など季節の花が咲くきれいな公園に整備されていますので、子供たちの学習や憩いの場としても利用されています。

▼スポット情報▼

お問い合わせ番号:0964-28-2133
住所:熊本市南区城南町塚原1234
営業時間:
駐車場:普通車50台、大型バス3台
入場料: