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【芦北フットパス】明治の館と歴史の里めぐり「田ノ浦まちなかコース」

今回ご紹介するのは、芦北フットパス「田ノ浦まちなかコース」です。

【田ノ浦まちなかコースの目次】

▼フットパスとは

フットパスとは、イギリスで発祥した「歩くことを楽しむための道」の事です。イギリスには農村部を中心に網の目のように走っている公共の散歩道がたくさんあります。長いものだと160km続くフットパスも!川の近くを歩いたり、羊を眺めながら農道を歩いたり。イギリスではフットパスを大切にする文化があり、歩くことが大好きな国民性。

最近、日本でも様々な地域において、各地の特徴を活かしたフットパスのコースが整備されてきているようです。
熊本県でも芦北のほかに、美里フットパス、山鹿フットパスなどいくつかのコースがあります。

▼田ノ浦フットパス オススメのポイント

「田ノ浦まちなかコース」は全長約3.5キロ。所要時間はゆっくり歩いて100分程度です。

参勤交代の際に島津藩の宿場町として発展した田ノ浦。大昔から干拓によって広がっていた地域で、街中には水路が通り、眼鏡橋なども残っています。

スタート地点の赤松館は明治時代に建てられたお屋敷で、登録有形文化財に指定されています

▼田ノ浦フットパス アクセス

車でのアクセス:南九州西回り自動車道田ノ浦インターより国道三号線を水俣方面へ1分。県道254号との交差点を左折して南下し、県道272号に突き当たったら、左折して道なりにすぐ。

鐡道でのアクセス:肥薩おれんじ鉄道たのうら御立岬公園下車 徒歩10分。

▼田ノ浦フットパス ルート案内

 

コースの地図です。

地図は市役所で入手しました。

 

 

スタート地点の赤松館。以前はお屋敷を見学できましたが、2021年に一般公開は終了しました。外側から立派な邸宅と、外壁を見る事が出来ます。明治時代に建てられたもので、国登録有形文化財です。

 

 

県道272号線を国道三号線方向にすすむと、参勤交代の際に使われていた薩摩街道の標識が出てきます。

 

 

国道三号線を横切り、進むと鳩八幡があります。1623年以前は小島だったところに建てられた小さな神社。

 

 

1700年に田ノ浦新地が造成された時に陸続きになりました。

 

 

小さな神社ですが、彫刻がカラフルで可愛い。

 

 

再び来た道を戻り、田舎道を歩きます。

 

 

この付近、いくつもこのようなお堂がありました。

 

 

橋本眼鏡橋。幕末に皇居の二重橋などを造った種山の石工が中心となって造られたそうです。

 

 

民家の合間に立派な仁王像が。

 

 

田浦阿蘇神社。秋祭りの豪華桟敷と喧嘩相撲が有名だったところ。阿蘇一宮の分神で、肥後十者に数えられています。

 

 

山門に天狗が祀られていました。

 

 

こちらの神社も鮮やかな彫刻が施されていました。

 

 

ご神木のアラカシの木。樹齢300年以上。

田浦阿蘇神社からスタート、ゴール地点の赤松館に向かって歩きます。

今回は芦北フットパス「田ノ浦まちなかコース」をご紹介いたしました。田舎道をぶらぶら歩いて、お堂や神社を眺め、田んぼや畑のなかを歩く、特にこれという見どころがあるコースではないかもしれませんが、これこそフットパスなのかなあなんて思いながら歩いてみました。

ほとんど平らで楽々コースです。自動販売機など、あまりないので、飲み物の準備はしていった方がよいかもしれません。お手洗いも途中は田浦阿蘇神社までないので、出発前に済ませましょう。

▼田ノ浦フットパス スポット情報▼

お問い合わせ番号:0966-82-5569
住所:熊本県葦北郡芦北町佐敷48-2
営業時間:24時間
駐車場:あり
入場料:なし
ホームページ :HP