今回、ご紹介するのは芦北フットパスの「佐敷まちなかコース」です。
日本全国、フットパスと呼ばれている散歩コースがたくさんあります。今回ご紹介する「佐敷まちなかコース」は歴史を感じることができるコース。
薩摩街道と相良往還の宿場町として栄えた城下町のまちなみを歩きます。
【佐敷まちなかコースの目次】
フットパスとは
フットパスとは、イギリスで発祥した「歩くことを楽しむための道」の事です。イギリスには農村部を中心に網の目のように走っている公共の散歩道がたくさんあります。長いものだと160KMも続くフットパスも!川の近くを歩いたり、羊を眺めながら農道を歩いたり。イギリスではフットパスを大切にする文化があり、歩くことが大好きな国民性。
最近、日本でも様々な地域において、各地の特徴を活かしたフットパスのコースが整備されてきているようです。
熊本県にも芦北のほかに、美里フットパス、山鹿フットパスなどいくつかのコースがあります。
芦北フットパス、佐敷まちなかコース オススメポイント
「佐敷まちなかコース」は全長約4キロ。所要時間はゆっくり歩いて150分くらいです。
薩摩街道佐敷宿の景色を眺めながら進むと坂が出てきます。坂を上ると佐敷城跡へ。佐敷の町と不知火海が一望できます。遠くには天草を見ることもできます。
城跡を下り、町中へ戻り、佐敷川沿いを歩いて薩摩街道佐敷宿へ。
古い街並みと自然を楽しめる良いコースです。
芦北フットパス、佐敷まちなかコース アクセス
車でのアクセス:南九州西回り自動車道芦北インターを降り、佐敷川を渡ってすぐ左折。川沿いを進み最初の橋を左折。
電車でのアクセス:肥薩オレンジ鉄道佐敷駅下車。徒歩17分。
芦北フットパス、佐敷まちなかコース ルート案内
コースの地図です。
地図は市役所や道の駅で入手できます。
薩摩街道佐敷宿交流館「枡屋」。大正時代の米屋を改築した建物。ここがスタート地点です。「枡屋」の駐車場を利用することができます。
山頭火歌碑。山頭火は明治時代に活躍した俳人。佐敷まで来てまちなかに泊まったそうです。
実照寺。佐敷城代加藤重次が主君加藤清正の供養のために建立した日蓮宗のお寺。
山門の仁王像。(町指定文化財)木造でかなり立派!
ここから約10分、緩やかな坂を上ります。
八十八札所地蔵、佐敷宿から佐敷城に上る坂に、かわいらしいお地蔵さんが並んでいます。
佐敷城跡入り口です。加藤清正が薩摩との国境の拠点として築城したもの。
一国一城令による破壊の痕跡も見つかっていて、江戸初期の貴重な遺跡と言われています。
立派な石垣。当時の技術の高さを知ることができる貴重な遺跡です。
こちらからの眺めは最高。芦北の市街地と不知火海を望むことができます。
森を下って街に出ます。気持ちの良い、お散歩コース。
佐敷川沿いをしばらく歩きます。
薩摩藩の参勤交代の定宿として使われていた「薩摩屋」、漆喰の白壁が当時の面影を残しています。
ところどころに薩摩街道の道しるべがあります。
まちなかに進むと大瓦のモニュメントが出てきます。「天下泰平国土安穏」、佐敷城跡から出土した瓦の400倍の大きさ。
白壁の蔵が城下町の雰囲気に合っています。
のこぎり家並み。「身を隠して敵の様子を探るため」にわざとぎざぎざに家屋が建てられたそうです。
枡屋の石碑。ゴールです。
小腹が空いたので、車で3~4分の道の駅でこぽんに移動。フットパスのコースには醤油やお味噌のお店はありますが、おやつを購入できるようなお店はありません。
芦北はでこぽんの町。デコポンのシャーベットを購入して食べました。甘酸っぱくておいしい。歩いて疲れた時はやっぱり甘いものです!JAあしきたオリジナル商品。
でこぽん最中も発見!こちらはとっても甘くて疲れが吹っ飛びました。こちらもJAあしきたオリジナル商品。
今回は芦北フットパス、「佐敷まちなかコース」をご紹介しましたがいかがでしたか?城下町の面影を残す静かな街並みを歩いていると日常の疲れをすっかり忘れてしまいます。それほどきついコースではないので、老若男女、楽しめるコース。
芦北フットパス、おススメです。
芦北フットパスの情報
お問い合わせ番号:0966-82-5569 |
住所:熊本県葦北郡芦北町佐敷48-2 |
営業時間:24時間 |
定休日:なし |
駐車場: |
ホームページ :芦北町観光協会 |