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【二子山石器製作遺跡】熊本!日本で唯一国指定史跡になっている石器製作遺跡

今回、ご紹介するのは熊本県合志市にある「二子山石器製作遺跡」です。

【二子山石器製作遺跡の目次】

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▼行ってみた口コミ

県道30号線沿いの合志市立西合志中央小学校の裏手にあるのが「二子山石器製作遺跡」です。
縄文時代後期から晩期(約3500年前)にかけての打製石斧の製作所跡になります。
 
入り口はわかりずらいのでナビを利用することをお勧めします。
 
駐車場は無料ですが、整備はされてなく開けた場所に駐車場の案内版が建てられているだけになっています。
 
 
駐車場には遺跡の説明板が設置されています。
 
これによると、母岩・打製石斧の製品及び未成品・石片を大量に埋蔵しているそうです。
 
打製石斧とは、石を打って作った石の斧のことです。ここで見つかる石は、より硬い石などでたたくと、薄くはがれるように割れる性質を持っているため、当時の人々は、この特性を利用して石器を作っていたそうです。
この二子山で作られた石器は、主に畑を耕すなどの農耕に使われたものと考えられています。
 
石器は、二子山を中心に合志・菊池地域を主として、半径約15kmの範囲の遺跡から出土しているそうです。
 
このことは当時の交易範囲や石器の製作過程を知るうえできわめて重要になったそうで、昭和47年に国指定史跡として指定されています。
 

二子山石器製作遺跡の頂上には二子山古墳が2基あり、大きいほうである1号墳には巨大な家形石棺が埋蔵されています。

二号墳はやや小さめの丘になっています。

1号墳には溝がめぐっています。これは、西南戦争当時、この一帯が激しい戦場になった際、政府軍を迎え撃つために陸軍が造った砲台の跡が残ったもののようです。

遺跡内は土や草木に覆われていますが、探してみると、母岩やつくりかけの石器などを確認することもできます。

二子山石器製作遺跡は、日本の石器製作遺跡の中で唯一、国指定史跡となっている遺跡です。
シルバー人材の方々が周辺を定期的に整備されているので、草だらけというわけではないそうです。

周囲には、ドングリや栗の落ちていますので、見学に行く際は長袖長ズボンで行くことをお勧めします。
遺跡を見学しながらドングリ拾いもできますよ。

▼スポット情報▼

お問い合わせ番号:096-248-5555
住所:熊本県合志市野々島4710
営業時間:
駐車場:あり
入場料:無料