2018年に天草の崎津集落が「長崎と天草の潜伏キリシタン関連遺産」として世界文化遺産に登録されました。
潜伏キリシタン関連遺産のほとんどは長崎の後藤や平戸にありますが、天草では唯一「崎津集落」が登録されています。
【天草の崎津集落の目次】
▼天草の崎津集落
崎津集落は小さな漁村といった雰囲気。民家が密集する集落の真ん中に崎津教会がたっています。大航海時代にフランシスコ・ザビエルにより日本に伝えられたキリスト教は、時代の流れで弾圧され、崎津集落では厳しい禁教下に。日本の伝統宗教とキリスト教が共存しながら信仰を継続した潜伏キリシタンの集落として、世界的にも注目されたそうです。
▼天草の崎津集落 行ってみた口コミ
崎津教会の近くに駐車場がありますが、2,3台しか停められません。近くに道の駅があり、駐車場は大きいです。そこから歩いて10分弱。
現在の崎津教会は昭和9年に建てられました。この場所はキリシタン弾圧の象徴である踏み絵が行われた跡地が選ばれ、祭壇が置かれました。
残念ながら教会の中は撮影禁止。入場は無料です。靴を脱ぎ、中に入ると、畳敷きになっていました。ゴシックスタイルで、簡易椅子が並べられていました。現在も信者の方々の祈りの場です。
シンプルなステンドグラスがかわいらしい。
教会のすぐ近くに「みなと屋」という資料館があります。世界遺産関連の詳しい資料が展示されています。入場料100円。
崎津諏訪神社。禁教時代、﨑津の潜伏キリシタンは、この神社の氏子となり参拝の際には密かにおらしょ(キリスト教のおとなえ)を唱えていたそうです。崎津教会のすぐ傍にあります。
崎津諏訪神社の裏から約500段の階段を上がってチャペルの丘展望公園へ行ってみました。登りやすい階段ですが、きつーい。普段の運動不足がたたります(涙)
展望台には、鐘があって鳴らすことができます。良い音色。
展望台からは崎津教会が見えます。きれいな景色、がんばって登って良かった。
町に戻り宮下商店に立寄りました。こちらでは名物の「杉ようかん」が販売されています。喫茶コーナーもあります。
しかーし、14時くらいに立寄ったのですが、売り切れ。「杉ようかん」は米粉を使ったお菓子で、一切添加物が入っていません。日持ちは1日。そのため、数量限定で作っているそうです。「次は電話してくれたら取っておくよ」とご主人。
崎津集落には売店や数件のレストラン、カフェもあります。教会を中心に小さな町が広がっています。
▼天草 道の駅崎津 行ってみた口コミ
「道の駅 崎津」は国道389号線から少し入ったところにあります。道の駅とは言っても、レストランなどの飲食施設はありません。ガイダンスセンター、観光案内所、小さな売店、レンタサイクル、お手洗い、自動販売機があります。
ガイダンスセンター内。世界遺産崎津集落関連のビデオが上映されています。
地図やパンフレットもゲットできるので、観光前に立寄ることをお勧めします。
売店コーナー。雑貨や天草のお菓子など販売されてます。
「祈りの郷乳菓饅頭崎津Nanban」、崎津産のイチジクをフィリングした白あんとバター、練乳を練ったあんが入った和洋菓子。崎津は約400年前に天正遣欧少年使節団によって日本に初めてイチジクがもたらされた地と言われています。しっとりした食感でイチジクの酸味が効いててとってもおいしい!
国道389号から崎津集落を眺めた景色。教会と小さな漁村がマッチしています。
2018年に世界遺産に登録された崎津集落をご紹介しました。崎津集落は漁業で栄える小さな町、400年以上前から続くキリスト教信仰の歴史に思いをはせながら歩くとロマンを感じずにはいられません。ゆったりとした時間が流れる崎津集落、貴重な体験になる事間違いなし。ぜひ訪れてみてくださいね。
天草の崎津集落
お問い合わせ番号:0969-78-6000 |
住所:熊本県天草市河浦町﨑津1117-10 (道の駅崎津) |
営業時間:9:00~17:30 |
駐車場:あり |
入場料:なし |
ホームページ :HP |